深宇宙でエリトルロースを発見
スペインの宇宙生物学センター(CAB)のイザスン・ヒメネス=セラ研究員率いる国際チームが、星間空間で初めて真の糖分子を特定した。分子はエリトルロースで、4炭素糖。電波望遠鏡の観測によって検出された。リボースやグルコースなどの糖は隕石で見つかったことがあるが、星間物質(星や惑星が形成される星と星の間の広大な空間)での直接検出は初めてである。
地球上の生命の起源への手がかり
証拠は、エリトルロースが宇宙空間の塵粒子の氷の表面で2炭素分子の結合によって形成されたことを示唆している。科学者は、こうした糖が約41億から38億年前の後期重爆撃期に初期地球に数百万トン単位で運ばれた可能性があると推定している。この供給メカニズムが、最初の代謝と複製プロセスに必要な有機物を提供した可能性がある。
より複雑な糖の探索
共著者のカルロス・ブリオネス氏は、この検出は非常にエキサイティングであり、リボース(RNAの骨格を形成する糖)など他の糖を宇宙で発見する可能性を開くものだと述べた。研究者らはすでに、より複雑な糖を探索するためのさらなる研究を計画しており、生命の分子構成要素が銀河全体にどのように分布しているかについてより多くのことを明らかにできると期待している。